十八 右大臣良相

大鏡 原文
原文現代語訳

このおとゞは御母白川の大臣におなじ。冬嗣大臣の五郞。大臣の位にて十一年、贈正一位西三條大臣と申す。淨藏定額の御祈の師にておはす。千手堂にて驗德かうぶり給へる人なり。この大臣の御女御子の事能くしらず。ひとりぞ水の尾の御時の女御。をのこ子は大納言常行卿ときこえし。御子二人おはせしも五位にて典藥助主殿頭などいひて、いと淺くてやみ給ひにき。かくばかり末榮え給ひける中納言殿をやへやへの御おとゝにて越え奉り給へりける、御あやまりにやとこそ覺え侍れ。

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