三十七 太田神社

おくのほそ道 原文
原文現代語訳

此所(このところ)太田(ただ)の神社に詣(まうづ)。眞盛が甲(かぶと)・錦の切(きれ)あり。往昔(そのかみ)、源氏に屬(ぞく)せし時義朝公より給はらせ給(たまふ)とかや。げにも平士(ひらさぶらひ)のものにあらず。目庇(まびさし)より吹返(ふきかへ)しまで、菊から草のほりもの金(きん)をちりばめ、龍頭(たつがしら)に鍬形(くはかた)打たり。眞盛討死の後、木曾義仲願状(ぐわんじやう)にそへて此社(このやしろ)にこめられ侍(はべる)よし、樋口の次郎が使せし事共、まのあたり縁紀にみえたり。

むざんやな甲(かぶと)の下のきり〴〵す

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