今日はあのことをしようと思っても、思いがけない急用がまず出てきて、それにまぎれて一日が暮れ、待っている人は差し支えがあって来ず、あてにしない人は来て、期待していたことははずれ、思いもよらないことばかりがかなう。面倒だと思っていたことは何ごともなく済み、たやすいはずのことはたいへん苦労する。日々の過ぎていくさまは、前もって思っていたのとは違う。一年のこともこのとおりである。一生のあいだもまたそうである。
前もっての予定がみな違っていくのかと思うと、自然と違わないこともあるので、いよいよ物事は決めがたい。定めがないと心得ておくことだけが、本当で、違わないのである。