等窮の家を出て五里ほど、檜皮の宿を離れると、安積山がある。道からほど近い。このあたりには沼が多い。「かつみ」を刈る季節も近いので、どの草を花かつみというのかと人々に尋ねてみたが、まったく知る人がいない。沼を訪ね、人に聞き、「かつみ、かつみ」と尋ね歩くうちに、日は山の端にかかってしまった。二本松から右に折れて、黒塚の岩屋を見物し、福島に泊まった。
十三 あさか沼
おくのほそ道 現代語訳
原文現代語訳
等窮の家を出て五里ほど、檜皮の宿を離れると、安積山がある。道からほど近い。このあたりには沼が多い。「かつみ」を刈る季節も近いので、どの草を花かつみというのかと人々に尋ねてみたが、まったく知る人がいない。沼を訪ね、人に聞き、「かつみ、かつみ」と尋ね歩くうちに、日は山の端にかかってしまった。二本松から右に折れて、黒塚の岩屋を見物し、福島に泊まった。