四十四 大垣

おくのほそ道 現代語訳
原文現代語訳

路通もこの敦賀の港まで出迎えてくれて、美濃の国へと連れ立った。馬に助けられて大垣の庄に入ると、曾良も伊勢から来て合流し、越人も馬を飛ばしてやってきて、みな如行の家に集まった。前川子や荊口父子、そのほか親しい人々が昼も夜も訪ねてきて、生き返った人に会ったかのように、喜んだりいたわったりしてくれる。旅の疲れもまだとれないうちに、九月六日になったので、伊勢神宮の遷宮を拝もうと、また舟に乗って、

蛤のふたみにわかれ行秋ぞ
(蛤の蓋と身が分かれるように、親しい人々と別れて二見へ向かう。折しも秋も過ぎ去ろうとしている)

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