Wikipediaの温泉記事から座標が判明した1197件を、泉質で色分けして地図上にプロットしました。硫黄泉を選ぶと火山地帯への集中が見えるなど、泉質ごとの地理的な偏りを確認できます。
| 泉質 | 件数 | 割合 | 傾向 |
|---|---|---|---|
| 単純温泉 | 214 | 17.9% | 地形への偏りは小さいが、長野県(浅間温泉・鹿教湯温泉など北アルプス・美ヶ原周辺)や山梨県(下部温泉など身延山系)といった中部地方の山岳・高原地帯にやや多い。 |
| 塩化物泉 | 358 | 29.9% | 全国で最も件数が多い泉質。青森県の黄金崎不老不死温泉(日本海沿岸)のような海沿いの湯から、長野県の鹿塩温泉(赤石山脈の山中)のような内陸の山間部まで、海水由来・化石海水由来の両方が広く分布する。 |
| 炭酸水素塩泉 | 89 | 7.4% | 近畿・九州にやや多く、奈良県の十津川温泉・上北山温泉(紀伊山地・大峰山系)など、重曹成分を含む「美人の湯」として知られる例が多い。 |
| 硫酸塩泉 | 68 | 5.7% | 群馬県の伊香保温泉(榛名山)・水上温泉(谷川岳)・法師温泉(三国山脈)、山形県の赤倉温泉(月山)など、東北・中部の火山周辺にある山岳温泉地に集中する傾向がある。 |
| 硫黄泉 | 194 | 16.2% | 岩手県の須川温泉・松川温泉(栗駒山・岩手山)、秋田県の乳頭温泉郷(秋田駒ヶ岳・乳頭山)、長野県の地獄谷温泉(志賀高原)、鹿児島県の丸尾温泉(霧島連山)、北海道の登別・川湯(倶多楽カルデラ・アトサヌプリ)など、活火山が連なる山岳地帯の県に集中する。 |
| 二酸化炭素泉 | 18 | 1.5% | 件数が26件と少なく、特定地域への明確な集中は見られない。 |
| 含鉄泉 | 11 | 0.9% | 件数が14件と非常に少なく、特定地域への集中は見られない。 |
| 放射能泉 | 43 | 3.6% | 中国山地の花崗岩帯にあたる山口県・広島県に集中しており、花崗岩質の地質でラドン成分が溶け込みやすいことと関連するとされる。 |
| その他 | 66 | 5.5% | 複数成分が混在するなど主要8分類に当てはまらない例。福島県の玉梨八町温泉・早戸温泉など、奥会津の山間部にやや多い。 |
| 泉質不明 | 136 | 11.4% | Wikipedia記事に泉質の記載がない、または機械的に抽出できなかったデータ。新潟県などで割合が高いのは地質的傾向ではなく、情報整備状況の差による可能性が高い。 |
温泉地の全件一覧は都道府県ごとのページに分けて掲載しています。
地図上の各点は、対応するWikipediaの温泉記事にリンクしています。座標・泉質等のデータは各記事のインフォボックスから機械的に抽出したもので、一件ずつ人手で確認したものではありません。誤りに気づいた場合は元のWikipedia記事をご確認ください。地図の陸地輪郭データの出典: Japan location map.svg (Wikimedia Commons, CC BY-SA 3.0 / GFDL)